検討準備

• 実施内容

  自社が持つアセットの整理やハンティングゾーン（攻略するべき領域）の定義等、事業戦略の具体化に向かう前の下地を整えます。
  この段階が整理されていない状態で進めていくと、後半で「なぜ自社がやるべきなのか」「自社の強みが活きるのか」等の議論が再燃することになります。
  第三者視点から客観的に社内外の情報を整理することにより、様々な戦略検討において活用できる土台を構築します。
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• アウトプット

  活用可能性があるアセット
  自社の特徴を他社との差異という観点から明らかにします。ここで「強み」としていないのは、強みになるか否かは自社の選択する戦略によって決定されるからです。
  
  ハンティングゾーンの定義および概要情報
  過去は新規事業は領域を決めずボトムアップ型でランダムに取り組むことが多かったですが、現在はハンティングゾーンを定め事業開発に取り組む企業が増加しています。明確な領域を定義することによりリソースの集中を図ります。

仮説構築

• 実施内容

  検討対象の領域における情報入手から検討のプロセスを始めます。対象領域のことを深く知らない状態から筋のよい仮説を作り出すのは極めて困難であるため、本プロセスは極めて重要です。 対象領域で実際に事業を営む経営者や業界のエキスパートとのディスカッションにより情報を入手し、筋のよい検討の方向性を作り上げます。
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• アウトプット

  3C観点の仮説
  入手した情報から「売れるのか(Customer）」「勝てるのか(Competitor)」「実行できるのか(Company)」という3C観点から仮説を構築し、「仮説的な戦略」「克服するべき課題」「参照事例」を導出します。これを出発点とし、今後のプロセスを進めていくことになります。

仮説具体化

• 実施内容

  断片的な情報から作られた仮説の実現に向けより深い調査を行い、事業コンセプトを策定します。
  ストラテジーキャンパスが持つネットワークを活用したさらなる情報収集や、パートナー候補・顧客候補とのディスカッションを通じて実務的な戦略を作り出します。
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• アウトプット

  3C観点の事業コンセプト
  前プロセスで構築した仮説に論拠を加え、事業コンセプトを策定します。特に重要と捉える3つの論点に対しては端的な回答を示し、そのように判断した論拠をまとめます。
  
  課題の克服方法
  特に重要となるのが事業の成立に決定的な影響を与える「克服するべき課題」です。このプロセスにおける議論の中心になります。

定量分析

• 実施内容

  売上の潜在的可能性を示す市場規模および見込める利益水準の計算を行い、妥当性のある数値を導出します。
  利益水準の計算においてはベンチマーク企業の数値に加え、5 forces観点の検討から今後の変動の予測を行います。
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• アウトプット

  市場規模
  複数の方法により計算した売上の上限値を示す市場規模モデルを作成します。
  
  P/Lシミュレーション
  定量・定性的な観点から事業が生み出すことのできる利益をシミュレーションします。

実行計画

• 実施内容

  実行主体となるチームと入念なすり合わせを行いながら、半年～１年程度の実行計画を描きます。事業立ち上げ段階においては、当初描いた戦略が変更になることはよくあります。機動的な動きになることを考慮しながら稟議書として使える計画案を立案します。
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• アウトプット

  実行計画書
  定量的な投資計画および行動計画を作成します。チームの指針になると共に、投資予算の承認を得ることを目指します。承認のために必要な項目は会社毎に異なるため、論理の流れや論調に調整が必要なことを認識しながら計画書を作成します。